組織になんか縛られたくない!自由に生きたい!
こんな思いを抱いている人は多いのではないでしょうか?
誰に指図されることもなく、自分の好きなように働けるフリーランスという働き方は確かに魅力的です。
しかし、フリーランスになれば必ず人生バラ色!というわけではありません。
大きな成功を収める人もいる一方、うまくいかない人もいます。
では、フリーランスになってうまくいかない人はどんなタイプなのでしょうか?
この記事では、公務員というガチガチの組織を辞め、フリーランスになった僕の経験をもとに、フリーランスに向いていない人の特徴を挙げていきます。
フリーランスの働き方に興味のある方は参考にしてみてください。
フリーランスに向いていない人の特徴4選
フリーランスに向いていない人の特徴は以下の4つです。
- 自己管理できない
- 積極性・行動力がない
- 物事を自分で決められない
- 独立して「〇〇したい」「〇〇になりたい」という思いが弱い
①自己管理できない
フリーランスはイメージ通り、何もかもが自由です。
どんな仕事をするのか(もしくはしないのか)、何時にどこで何時間働くか、どんなペースで仕事を進めるかなど、ありとあらゆることが自分の裁量に委ねられます。
当然、定時もなければノルマもなく、服務規程・就業規則などもありません。
となると、何よりも重要になるのが自己管理能力です。
上司や同僚の目もなく規則もない中で、いかに自分を律し、仕事をしっかりとこなせるかが問われます。
なので、「自分に甘いな~」という自覚のある人は要注意です(はい、僕のことです)。
僕のように自分に甘いタイプがフリーランスとしてやっていくには、生活のメリハリをつける工夫をしなければなりません。
僕の場合、家にいるとだらけてしまいやすく、オンとオフの区別もつきにくいので、コワーキングスペースを借りて、基本的にそこで仕事をしています。
コワーキングスペースのメリットなどは以下の記事で書いていますので、興味のある方は読んでみてください。
そのほか、寝る時間や起きる時間をきっちり決めたり、必ず仕事をする時間帯(コアタイム)を設定したりするのも有効です。
ただ、こうした時間による区切りは、僕にはどうしてもできませんでした。
何より気分に左右されることが多く、かつスケジュール管理も苦手だからです(それが自分に甘いゆえんでもあるのですが…)。
締め切り前に徹夜で一気に片付けることもよくあるので、「この時間に必ず寝る」みたいなことがどうしてもできません。
ただ、一度スイッチが入ると時間帯や疲れ具合に関係なく(文字通り時間を忘れて)仕事に没頭するので、スイッチが入るタイミングをなるべく逃さないようにしています。
ただしこの方法、トータルでみると決して生産性が高いとは言えないので、良い子の皆さん(?)はマネしない方がいいかもしれません。
②積極性・行動力がない
フリーランスは、基本的に自分で仕事を取ってこなければなりません。
相手方から仕事を依頼されることもありますが、そのためにもあらゆる手段を駆使して「自分」を発信していく必要があります(セルフブランディングというやつでしょうか)。
当然、積極性や行動力がなければこうしたことに難しさを感じてしまいます。
アクションを起こしても仕事に結びつかないことは多々ありますが、試行回数を増やさないことには始まりません。
「上から降ってくる仕事をこなしていたい」というマインドの人に向かないことは言うまでもないでしょう。
とはいえ、僕も積極性や行動力は大してないので偉そうなことは言えませんが…(それなのになぜフリーランスをやっているのかは後述します)。
③自分で物事を決められない
これまでの人生で他人に指図されることが多かった人や、他人の決めたことをこなすのに一生懸命だった人は、そのままの状態でフリーランスになると途方に暮れます。
自分で何かを決断してきた経験が乏しいからです。
えーん、ママに聞いてみないとわからないよ~
うーん、これは妻に決めてもらわなければなりませんな~
こんなふうに生きていると、自分で物事を決めることへの心理的なハードルが高くなっていくのではないでしょうか?
①で書いたように、フリーランスは何から何まで自分で決めなくてはならないため、決断を他人に委ねる人生を送ってきた人にとってはおそらくキツい働き方です。
そもそも、こうした人はフリーランスにはならないかもしれませんが、逆にそういう自分を変えたくてフリーランスになるパターンも考えられます。
もしそうなった場合は、仕事に限らず、まずは日常生活のちょっとした物事を自分で決める頻度を増やすといいかもしれません。
④独立して「〇〇したい」「〇〇になりたい」という思いが弱い
会社や役所などの組織を辞めてフリーランスになる人の場合、「どうしても〇〇したい/〇〇になりたい」という強い思いがあるはずです。
あるいは「絶対に〇〇はしたくない(なりたくない)」という思いを持っている人もいるでしょう(たとえば「もう組織では絶対に働きたくない」みたいな)。
こうした思いが弱い人は、フリーランスになっても「ここぞ」というときに頑張れないのではないでしょうか。
個人的には、フリーランスとしてやっていく上で最も大事なのは、「どうしても〇〇をやりたい(〇〇になりたい)」という強烈な熱量だと思います。
こうした熱意さえあれば、ちょっとぐらい自己管理が甘くても、あるいは積極性がなくても問題ありません。
怠け者だろうが引っ込み思案だろうが、自分の中に強烈な熱意があれば自然と体が動き、頭も働くからです。
そして、それを見てくれている人、評価してくれる人が(たぶん)どこかにいるはずです(←願望)。
これは誰かに指図されて芽生えるものではありません。
カッコつけた言葉を使えば、内発的な欲求だと言えます。
「組織にいたままでは、自分の内発的な欲求をどうしても満たせない」
そう思ったとき、フリーランスになる選択肢が現実のものになるはずです。
逆に言えば、こうした熱意や欲求に乏しい人は組織にいた方がいいかもしれません。
まとめ
今回は「フリーランスに向いていない人の特徴」というテーマで書いてみました。
最後の方は思いがけず(?)暑苦しい内容になってしまいましたが、あらためてまとめると以下のようになります。
- フリーランスとしてやっていくには、自己管理能力や行動力が必要
- 加えて、自分で物事を決める姿勢も大事
- けれど、最も大切なのは「どうしても〇〇をやりたい」という内なる熱意(欲求)
僕の場合は、どんな形であれ文章を書きたくて書きたくて震える(西〇カナ)…じゃなかった、執筆で生きていきたいと強烈に思ってしまったので、公務員を辞めました。
フリーランスとしてどうしてもやりたいことがあり、どうにも我慢ができなくなったときが決断のタイミングです(もちろん、事前に準備をしておくことも大事ですが)。
自分の人生を棒に振る覚悟ができてしまえば、怖いものはありません(笑)
(自己責任で)好きなようにやっていきましょう。