当ブログを始めてはや1年ちょっと。
ついにあの巨大企業に目をつけられ、「砲撃」を食らってしまいました。
その名も文春ほ…じゃなかった「Google砲」です。
「Google砲」と言われても、何のことだかわからない方も多いかもしれません(僕も最近まで知りませんでした)。
そこで本記事では、Google砲とは何かを解説しつつ、この砲撃を食らった経緯、影響などを書いていきます。
はじめに―なんかアクセス数が急に伸びている?―
Google砲とは、Google Discoverというサービスにサイトが掲載され、アクセスが急増することを指します。
文〇砲のように(社会的)ダメージを受けるわけではありません。
むしろドラクエで言う「バイキルト」みたいなもの(?)です。
Google砲について詳しく説明する前に、ここまでの経緯を書いていきます。
最近(2022年5月末)、グーグルアナリティクスでアクセス分析をしていたところ、先月に比べ「Direct」という経路からのアクセスが著しく増えていることに気がつきました。
「Direct」とは、オーガニック検索(いわゆる「ググる」こと)やSNSなどとは異なり、直接ページに流入してくるアクセスのことを指します(参照元不明のアクセスも含まれます)。
「Direct」として分類される経路としては、主に以下のものがあります。
- アドレスバーへ直接URLを入力してアクセス
- ブックマークやお気に入りからのアクセス
- URLのサジェスト機能から直接アクセス(すでに一度訪問している場合)
- メールやWord、PDFなどに記載されたリンクからのアクセス
しかし、急にこれらのアクセスが増えるとは思えません。
グーグルサーチコンソールで検索パフォーマンスを詳しく調べてみたところ、「検索結果」に加え「Discover」という欄が新たに登場しており、Discover経由でのアクセスが急増していることに気づきました。
「Discover」(正確に言うと「Google Discover」)とは、グーグルが搭載しているレコメンド機能のことです。
普段の検索内容や履歴からユーザーの興味・嗜好などを分析し、それに合った記事が自動で表示されます(YouTubeやAmazonのレコメンド機能と似たようなものです)。
主にスマホやタブレットに搭載されており、たとえば僕のスマホではこんな感じで表示されます。
僕の趣味はさておき、公務員関連のワードで検索したことのある方のGoogle Discoverに、当ブログの記事が掲載されたということです(たぶん)。
Google砲の影響
Google砲を食らったおかげで、5月末からのアクセスが急激に伸びました。
これまでは1日当たり300PV程度でしたが、Google砲被弾以降は500PV前後にまで増加。
流入経路も、先月(4月)まではほとんどがオーガニック検索でしたが、今月(5月)は「Direct」が10%近くを占めるようになりました(6月以降は4割前後にまで増加)。
しかしこのGoogle砲、ずっと効果が持続するわけではありません。
Google Discoverに掲載されなくなると、当然アクセス数も元に戻ります。
要するに、一時的なドーピングみたいなものです。
ただ、ドーピングは一度使うと肉体に悪影響を与えますが、Google砲はSEO上プラスの効果をもたらす可能性が多少あるようです(興味のあるユーザーの目に留まりやすくなり、SNSなどで拡散されるかもしれないので)。
Google砲の恩恵を受けるには?
では、Google Discoverへ記事が掲載されるためにはどうすればいいのでしょうか。
グーグルの公式ページには次のように書かれています。
Google の自動システムは、専門性が高く(Expertise)、権威があり(Authoritativeness)、信頼できる(Trustworthiness)(E-A-T)ページが多くあるサイトのコンテンツを Discover に表示します。
Discover にコンテンツを掲載する | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
ものすごく簡単に言えば、質の高い記事・サイトがDiscoverに表示されやすいということでしょう。
さらに、Discover に表示される可能性を高める方法も記載されています(以下、一部抜粋。参照:Discover にコンテンツを掲載する | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers)。
- 魅力的な高画質の画像、特に Discover からのアクセスが発生する可能性の高いサイズの大きい画像をコンテンツに含める。
- プレビュー コンテンツ(タイトル、スニペット、画像)に誤解を招くような内容や誇張した内容を入れて注目を集めたり、コンテンツの内容を理解するうえで必要な重要情報を伏せたりして、人為的にエンゲージメントを高める手法は避ける。
- 興味や関心をふまえたタイムリーなコンテンツ、ストーリーをうまく伝えるコンテンツ、独自の情報や考察を提供するコンテンツを作成する。
やはり、ユーザーにとって役に立つ情報をわかりやすく提供できているかどうかが重要だと言えそうです。
ただし、こうした条件を満たしても必ず掲載されるわけではありません。
日頃から読みやすさやクオリティの高さを意識して記事を作成し、Google先生に「発見」されるのを気長に待つしかないのかもしれません。
また、一時的な「バズり」を狙って煽情的な記事を書くのは避けた方がよさそうです。
おわりに
今回はサイトへのアクセス拡大に貢献する「Google砲」について、実際に被弾した経験を交えつつ書いてみました。
Google砲の恩恵を受けるにはGoogle Discoverへ掲載される必要があり、そのためには質の高いコンテンツを継続的に投稿することが最も大事だと言えそうです。
ってことは、当ブログは「質の高いコンテンツ」としてGoogle先生のお墨付きを得たということでしょうか?
こんなことを考えると調子に乗りそうなので、この辺でやめておきますが。
最近はまた投稿が滞っているので、クオリティは担保しつつもう少し頻繁に記事を書いていこうと思います。